創設100年以上の「名古屋ローンテニス倶楽部」
が活動拠点する市名城庭球場(北区)について、市は倶楽部と
委託料無料の指定管理者契約を結んだ。契約は4年間。
4月1日、庭球場で契約式が開かれた。
市が倶楽部側に庭球場の優先利用をやめるよう求め、両者で
協議続いていたが、倶楽部が委託料を受け取らず、自ら管理
運営する事で決着した。
倶楽部は戦後間もなく自ら東区武平町(現東区東桜1-13)
栄コートを造り、市に寄贈した上で利用。
その後、コートが市の都市開発で使えなくなり、1966年
(昭和41年)に拠点を名城庭球場に移し、15面のうち、
5~7面を優先利用してきた。
しかし庭球場は国有地にあり、特定の団体が優先利用するのは
好ましくないとして、市は10年ほど前から優先利用をやめる
よう要請。
一方で市議会からは「倶楽部の市への貢献を評価するべきだ」
擁護する声も出て論争になった。
倶楽部側は今後、庭球場の利用者が払う料金などを管理、
運営費にあてる。
河村市長も倶楽部の優先利用を問題視していたが、今回の委託を
機に、倶楽部ノ名誉顧問に就任した。
詳細は平成26年4月2日(水)中日新聞、市民版を御覧下さい