国のスポーツ施策を総合的に推進するスポーツ庁が
平成27年10月1日、文部科学省の外局として発足した
初代長官には1988年(昭和63年)ソウル五輪競泳男子
100メートル背泳ぎ金メダリストで、日本水泳連盟会長も
務めた鈴木大地(48歳)が就任
教育政策の一環との位置付けだったスポーツ行政は大きな
転換点を迎え、今後国家戦略として推進される。
複数の省庁にまたがるスポーツ関連施策の調整役となり
2020年東京オリンピック、パラリンピックに向けたトップ
選手強化のほか、市民レベルでの普及、振興に取り組む。
スポーツの社会的地位向上、国の支援拡大が期待される一方で
成果に一層厳しい目が注がれる。
長官以下121人体制でスタートする。
廃止される文科省のスポーツ・青年局を母体に、他の府省からも
職員が加わる。
有識者が政策方針を議論する審議会も置く。