平成29年(2017年)10月26日(木)
中日新聞夕刊 1面
老舗料亭 時代の波
栄「蔦茂」春からビル営業
名古屋・栄の繁華街にありながら、日本庭園を
望める料亭として、財界人らに愛されてきた
老舗「蔦茂」が来春、現在の店舗を閉じる事が
分かった。
近くのビルに移転して営業を続けるが、創業
百年を超える伝統的な風情を残した料亭が
一角から姿を消す事になった。
名古屋市内の料亭はバブル後の低迷の中
名門料亭「八勝館」は店舗を閉じ、名古屋最古の
「河文」も経営権を譲渡している。
新店舗では庭や池といった趣は再現できないが
より磨きを掛けた料理とサービスでもてなしたい
と店主が話していた。